東隆眞老大師逝去
東隆眞老大師逝去
更新日:2022/05/24
禅のこゝろ 曹洞の墨蹟日暦に、永きに渡り、揮毫下さった老大師が逝去されたのを、宗教新聞の記事で知りました。大乗寺にも、幾度も拝山させて頂きました。月舟宗胡禅師の墨蹟色紙集の制作では、題字を揮毫頂き、DVDでは、月舟宗胡禅師の墨蹟について、語って頂いたのが、一番の憶い出です。泊まりがけのロケでしたが、台風最接近の中、車で、海岸沿いを激走して京都に帰ったのは貴重な体験でした。
老大師は、常に臨済宗を意識されてて、『曹洞宗の坊主の私は、墨蹟と言えば、臨済が主流であると言われるけど、負けてたまるかと、いつも、思ってる。』と事あるごとに話して下さいました。熱血漢で、新聞社であれ、有名作家であれ、ご自分の研究成果と違う見解だと、抗議された話は有名です。晩年は、体調を崩され、昨年の夏に、電話でお話しをしたのが最後でした。弊社にも、お越し下さり、親しく可愛がって下さった御恩は宝物です。安らかにお眠り下さい。合掌